学校日記

歌声が変わる♪心が加わる<こうちょう's eyes>

公開日
2024/10/25
更新日
2024/10/25

校長の部屋

進取祭(音楽祭)の合唱発表に向けてボルテージが
上がってきています
例年よりさらに高まっている気がするのは私だけ?
学校行事の精選・厳選が進む中ではありますが、
この合唱の取組は、体育大会の縦割りブロック活動同様、
通常の学習では得られない、今後の「生きるチカラ」になると確信し、
本校は続けてきています

さて、先週のこと
廊下をいつものようブラブラ(^^;)歩いていると、
3年生のある教室で足が止まり、思わず空いていた座席に座り、
一緒に授業に参加しました

クラス合唱曲【群青】の成り立ちや詩の意味を熟考する「道徳の時間」でした

ご存じの方もおみえかと思いますが、この「群青」、、、
2011.3.11東日本大震災で被災し、犠牲者が出たり、
各地に転校せざるを得なくなったりした
当時、福島県南相馬市の小高中1年の様子や心情をきっかけに作られた歌です

みんなが離ればなれになりましたが、
その気持ちをつなぐことを目的に生徒と先生により作られ、
2年後の卒業式で歌った合唱曲です

今や全国の多くの中学・高校で「卒業式ソング」として歌われるようになり、
本校でも数年前に卒業式で歌われたこともある歌です

参考までに↓
https://yh-ms-kumamoto.com/gunjyo-gassyo-kashi

授業では、当時の生徒の”想いの言葉”をモニターで見たり、
曲ができ、歌われるまでの過程を学んでいました
生徒は、じっとモニターや黒板に貼ってある”詩”を見つめていました
目が潤んでいる子もいました

ただ歌うのではなく、詩の意味や状況を思い浮かべながら歌う、、、
必ず、歌声が変わります

本校はコンクール(競争)ではなく、コンチェルト(協奏)です
これにも大きな意義があると思うんです

どの学級も学年も、心をつなぐ合唱になりそうです♪

<ちょいネタです>
授業中、この南相馬市の中学校名が「小高中学校(おだか中学校)」
というところで一瞬みんなの表情がゆるみました
そうですよね、珍しい(^^)
実は、近く岐阜の郡上市(白鳥町)にも似たような珍しい学校名があるんです
「大中小学校(おおなか小学校)」
こういうところにも感性が向くことはいいことだと思います

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