人権週間 一斉道徳
- 公開日
- 2016/12/13
- 更新日
- 2016/12/13
校長の部屋
昨日は、久しぶりに美しい御岳の雄姿に出会う
冷たい朝、御岳がみえる朝は、空気が澄んでいる
「人権を考える」として 一斉道徳の日
1年生は、個の良さに目を向け、
個々は「違うことが当たり前」という事について
いろいろな角度から思考する道徳
人権の入り口の考え方を体感する
2年生は、学級ごとにまっすぐ「いじめ」や「差別」について
語り合う道徳
ジェンダー いじめを許さない正義 などなど考える
授業終了直前に参観していた2年のあるクラスでは、
多感で難しいこの時期の生徒達の様子が漂う。
教師が「いじめはいけない」と締めくくった直後に
「いじめって無くならないんだよねえ」という
ある生徒の大きな声のつぶやきが聞こえる
すかさずその言葉に触発され、参加してみる
「うん。そうだよね。」
思わず出た本音のつぶやきの心を拾って揺さぶってみる
「無くならないんだよねえ・・・」同じ言葉のボールを返球してみる
揺さぶられた生徒が、次々と言葉で応戦してくる
「自殺とがする人、いるじゃん・・・・」
「そうだね。自殺・・・ あるね なぜかな・・・
だれしもいじめはいけないことは頭では分かっているのにね・・・」
と、投げかけてみる
耳をそばだてる生徒達
教室に沈黙の緊張感が漂う。
そこが道徳の醍醐味
人としてどう生きる?
問いの答えを一人一人がさぐってほしいもの。
3年生は、福島の放射能を例として
社会で起きる「風評被害」について視野を広げる。
知らないことを正しく知ることから・・・・。
学年で教材を研究し、自分事として考える道徳の展開を試みる
学年の発達段階を踏まえ、
学年主任のリーダーシップの元
組織的に展開できたように思う
2年前の12月の一斉道徳から、教師も生徒も変容
チームFKCが費やしてきた道徳の時間の長さを
味方につけている 伸びしろは今後
朝礼では、論語シリーズで校長も語る
教育活動の核に道徳性を置き、点と点を結び線に!
そして、螺旋的に・・・生徒を育てる
「恕」 高度な思いやりの形
「己の欲せざること 人に施す事なかれ」
相手の立場に立ち、自己自制の難しさを語る
人は弱いもの、大きなものに流されたり
誘惑されたり、弱い心と強い心が揺れ動くもの
そんな存在であることを認めた上での
扶桑北中の「語る道徳」でありたいもの
本音で対話的に語り合わせ、学び合わせたい
現代社会の様相を生徒達が語るとき、
私たち教師や親の大人としての「道徳的価値」が
試されていると強く感じる