今年もバツグンな動き「避難訓練」でも99点でも不合格?<こうちょう's eyes>
- 公開日
- 2023/04/10
- 更新日
- 2023/04/10
校長の部屋
新学期2日目、たぶん地域の学校最早の避難訓練が行われました。
「本校の避難訓練は真剣そのものは当たり前!」のいい文化が、今年も見られました。
私も赴任3年目になりますが、去年よりさらに生徒の動きがよくなっています。
毎回、最初の避難訓練の最後に話す講話の内容です。今年も↓
◯90点以上だったら合格!って普段の生活ならOKにするけど…
もし、単位を変え、「点を、生き残った人の”人”」に変えたらどうだろう?
100人中、もし90人が命を保ち、10人が命を落としたら…
100人中、99人が命を保ち、1人が命を落としたならば…
決して「避難成功」とは言えない。
100人中100人が生き残れる訓練、すなわち100点満点の訓練を目指したい。
◯自分・仲間・家族の命を守るための訓練。もう一つ、これまで様々な災害で、もっと生きたかったのに、災害で命を落としてしまった人々の死を無駄にしないために、命を守る訓練をしっかりやることは、生きる者の義務であり責任。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手は小学生のとき、東日本大震災の津波で、大切なお父さん、おじいちゃんとおばあちゃんを同時に失っている。天国から見守ってくれてるとは思うけど、やはり、生きて今の朗希選手の活躍を見たかっただろうに…。
また、丹羽消防署の方から「自助力」という大切にしたいという言葉をいただきました。
災害時、他やレスキュー隊の助けを待つまでに、自分が自らできることを進んで行うことが大切ということでした。本校校訓「進取」にも似ていますね。
「自分の命は自分で守る。人の命も大切にする。災害で亡くなった方々の死を無駄にしない」
今後も、真剣な訓練が続くことを期待します。