最後の試合を戦う<こうちょう's eyes>
- 公開日
- 2023/07/10
- 更新日
- 2023/07/10
校長の部屋
夏の大会・コンクール。
熱い熱戦が繰り広げられています。
勝利に喜び、次の大会への出場を決めた部が多くあります。
おめでとう
一方で、敗戦し部活動を終えることになる部もありました。
全国優勝しないかぎり、必ずどこかで負け、引退試合をむかえるときがきます。
その試合をどう戦い、どう終わるかがとても大切だと思うんです。
私もソフトボールの顧問時代、最後の試合の戦い方、最終回の戦い方を追求してきました。
「悔いが残らない・・・」これが理想です。
でも、一生懸命練習してきて試合に臨み、
届きそうなものがスルリと目の前から逃げていったら、
悔いが残らないわけがありません。
一生懸命やればやるほど、逆に悔いも大きくなることがあります。
ただ、くやしい思いをした、悔いが残る試合をしたということは、
がんばった人たちに贈られる試練というギフトだと考えます。
負けてヘラヘラすることなく、大粒の涙を流す・・・。
そして次に向けて、前を見て歩み出す。次へのチカラに。
競った試合で、最後までがむしゃらにボールを追いかけ、シュートを入れようとした姿・・・
得点差がついた試合で追いつけなさそうなときも、最後まで粘り、仲間たちと得点シーンで両手を挙げて喜び合った姿・・・
もちろん勝つことから得ることも多いですが、
「最後の試合をどう戦ったか」
これに価値があると思います。
この大会、こんな姿をたくさん見ました。