学校日記

道徳教育に支えられた本校<こうちょう's eyes>

公開日
2021/05/19
更新日
2021/05/19

校長の部屋

私が本校に赴任して間もなく2カ月になります。
「まずは、この学校の現状を分析し、強み・弱み・課題を見つけることが最初の職務」と考え、学校の様子を観察しています。
子どもの実態は、、、
様々ありますが、とにかく他校に比べても落ち着いている!授業も全員参加ができている!
というのが第一印象です。
その理由もたくさん見つけられるのですが、理由の一つに、
本校が、平成30年に道徳教育で研究発表会をするにあたり、その数年前から特に道徳教育に力を入れ、魂を注ぎ込んできた成果があると思っています。

今日も、3年生のある学級で「二通の手紙」という題材を用いた授業を参観しましたが、子どもも教師も「情(なさけ)」と「規則遵守」の間で葛藤しつつ、個の考えを表出し、仲間の意見を真剣に聞き、新たな道徳的価値を見いだしていました。
それも、葛藤教材(ディベート的教材)にありがちな、異なった意見を叩くのではなく、異なった意見を受け入れようとする柔軟な心があるのです。
ただ、一つ残念なのが、道徳の授業で必要なグループでの話し合いなどの交流が、コロナ対策で制限されてしまっていること。
でも、こんなコロナ禍でも、発声による交流は制限されても、ココロの交流はできていた感じがしました。
落ち着いた学校生活の理由の一端を垣間見ることができました。