脳のお話
- 公開日
- 2020/01/14
- 更新日
- 2020/01/14
校長の部屋
「不思議な脳」について紹介します。
人に優しくしてあげたり、いいことがあって穏やかな気持ちになったりすると、脳の中にエンドルフィンという物質が流れます。
皆さんが幼い頃、けがをした時やお腹が痛い時、お父さん、お母さんが「大丈夫だよ」とそこをさわってくれると、ふと痛みが軽くなるような経験はありませんでしたか?
エンドルフィンは、薬でもないのに痛みを和らげたり、からだ全体を治したりしてくれます。
ところが、怒ったり、意地悪をしたり、ごまかしたりすると、脳からノルアドレナリンという物質が流れます。
この物質はどういうわけか、毒性があるのだそうです。
悪いことをした時、とっさに「私ではありません」「そんなことは知りません」と、他人をごまかすことはできます。
でも、自分の脳は知っていて、自分を攻撃し始めるのです。
本当に脳は不思議です。
人はだませても、自分の脳はだませないのです。
人はよいことをして、生きていくようにできているのですね。