入学式 式辞
- 公開日
- 2013/04/12
- 更新日
- 2013/04/12
校長先生メッセージ
平成25年度入学式 式 辞
中学生になるということ
今日から 中学生になるということ
それは 体育館の天井が すごく高く感じるということ
それは隣に座っている友達の名前をまだ知らないということ
それは詰め襟の首のあたりが 少しくすぐったいということ
中学生になるということ
今日から 中学生になるということ
それは 運動場から滑り台がなくなるということ
それは算数が「数学」になるということ
それはセーラー服のリボンの長さが気になるということ
209名の新入生のみなさん。扶桑中学校へようこそ。
ご入学 おめでとうございます。
本日はご多用の中にもかかわらず、多くの保護者の皆様にもご参列をいただきました。詰め襟のホックをかけ、セーラー服のリボンを結び、真新しい制服に身を包んだ、今日のお子様の晴れの姿をご覧になると、ご自身の中学生時代を思い起こされ、ご家族の皆様のお喜びもひとしおのことと拝察いたします。
お子様の中学校へのご入学、誠におめでとうございます。
さて、新入生の皆さん、皆さんは、3週間前に、それぞれの「小学校」という扉を出て、今日、「扶桑中学校」という、同じ一つの新しい世界のドアを開けました。中学校の運動場には、もう滑り台やブランコはありません。教室の机や椅子、校舎の階段や黒板がすこし高くなること、また、算数は「数学」に図画工作は「美術」にと教科の呼び方も変わること、授業のたびに先生が代わることなど、初めのうちは少し戸惑うかもしれません。けれども、ひとまわり大きなサッカーゴールや見上げるほど高い野球のバックネットが皆さんを笑顔で迎えてくれます。今まで見たこともなかった理科の実験装置に驚いたり、初めて耳にする楽器の美しい音色にウットリとしたりすることでしょう。数え切れないほどの驚きと、同じくらいの数の嬉しい発見が皆さんを待ち構えているはずです。
(中略)
学校という場所は、皆さん一人一人が、自分の可能性の芽を見つけ、伸ばしていく場所です。いま、この場で出会った209名の新しい仲間、皆さんの背中を後ろから見つめている頼もしい先輩たち、そして、温かい眼差しで見守ってくれる先生方とともに、今日から3年間、自分の可能性に挑戦していってほしいと思います。この伝統ある扶桑中学校で経験する全てのことが、皆さんの中の可能性をさらに伸ばしてくれることを願って、本日の式辞といたします。
平成25年4月5日
扶桑町立扶桑中学校長
尾関正照