学校日記

絵本の紹介

公開日
2022/02/08
更新日
2022/02/08

PTA

「うさぎ」
著:ジョン・マーズデン
絵:ショーン・タン 訳:岸本 佐知子

ある日、おびただしい数のウサギが、よそからやってきて、この地を支配していく。
元々そこに住む私は、ただそれを、虚しく眺めることしか出来ない。自然界や、人間社会にも通じる、普遍的で難しい問題。美しく印象的な挿し絵と、答えのない問いかけに、何を感じるのだろうか?
『ウサギ』は、オーストラリア発の絵本。
世界各国の言葉に翻訳され、20年以上経った今も読み継がれている。

「半日村」
作:斎藤 隆介絵:滝平 二郎

半日村は、1日のうち半日しか日が当たらない。村の隣に大きな山があって、お日さまか東から出ても山が高くてお昼頃まで顔を出せない。おかげで、お米の出来が悪く半日村の人々は、みな痩せて元気がない。

村の子どもの一平が、山を湖にうめようと最初はたった1人袋を担いで山を登る。山の土の入った袋を担いで降りてきて、前の湖にざっとあける。すると、最初は子ども達そして大人達も後に続くようになり何年も何年もたった。最後の場面は感動的。挿し絵も語りの言葉も、場面の美しさに心打たれる。

2-2で読みました。