絵本の紹介
- 公開日
- 2021/02/15
- 更新日
- 2021/02/15
PTA
「祇園精舎」
編:齋藤 孝 絵:山本 孝
琵琶法師の語る平家物語の世界を言葉の響きとイラストでイメージすると面白い。
何百年も前の作品が、現代に生き残っている不思議さ。ページをめくり、イラストを眺めるだけでも伝わってくるものがある。
この作品から『盛者必衰』という言葉の意味を考えてみると面白い。内容理解すると、すごく長期的な視点で描かれた作品で、物事の見方が広がる。平家物語の冒頭は文章として日本語が美しく暗誦するのもオススメです。古典を身近に感じ、面白い世界を知るきっかけとなるのでは?
イランのおはなし「白い池黒い池」
再話:リタ・ジャハーン=フォルーズ 絵:ヴァリ・ミンツィ
訳:もたいなつう
人は思ったことを素直にいうとは限らない。人の心に寄り添って、心の声に耳を澄まし、その人が本当に望んでいる事をする。その事を考えさせられる作品。
絵本の主人公、シラーズの心の優しさが眩しく映る。イラストも物語の世界観をよく表している。
4-2で読みました。