令和3年度 扶桑中学校 入学式を挙行いたしました。
新入生の「礼の姿」がとても美しかったです。
扶桑中学校の一員としての活躍を期待していますね。
式辞(入学式)
桜の花が満開を過ぎ、春風に舞う花びらの様子に自然からの躍動を感じる今日この良き日に、新入生の保護者の皆様のご臨席をいただき、扶桑町立扶桑中学校 令和三年度入学式を挙行できますことに、高い席からではございますが、心からお礼申し上げます。
172名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。心から皆さんを歓迎します。
保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
本年度の入学式は新入生と保護者の方での式となりました。入学のおめでたい日ではありますが、昨年度一年間新型コロナウイルスが猛威をふるい今後も流行が心配されています。これまでも多くの制約の中ではありますが、生徒は学びに励んできました。今後も、気を緩めることなく、命、健康、安全を第一に考え、様々なお願いをすることがあると思いますが、何卒ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、小学校の六年間を終え、凜々しい制服姿での中学校の入学となりました。これまで十二年間、お子様の健やかな成長を育み、惜しみない愛情を注いでこられ、今日の中学入学を迎えております。喜びもひとしおのことと拝察いたします。
本日より大切なお子様をお預かりします。教職員一同、精一杯本校教育活動にあたります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
さて、新入生の皆さん、今日から扶桑中学校の生徒としてスタートとなります。皆さんの心の中は、中学校生活への希望と期待でいっぱいだと思います。「千里の道も一歩から」の言葉のように、今日抱いている希望と期待を、一つ一つ具体的に実現できるよう一歩一歩、一日一日充実したものしていきましょう。夢は、見るものではなく自ら叶えるものにしていきましょう。
一方、不安があるのも事実ですね。しかし、皆さんは一人ではありません。みなさんのがんばっている姿を見て、それを周りの人が必ず支えてくれます。友人、先輩、先生、親、地域の方々、皆さんの周りには、いつも温かなまなざしで見守ってくれている人がいます。
そして、このコロナ禍の中だからこそ、人と人との絆を大切にした日々を送ってほしいと願います。一人ではできないことも、人との絆の中で実現可能となります。制約があったとしても、工夫し創造することで豊かな活動を進められます。その時には、ぜひ「人を支えることができた自分。そして、自ら成長した自分」を自身で褒めてください。自分が世界の中で周りの人たちから支え、支えられ、かけがえのないない存在であることに気づくはずです。そしてその時に絆と感謝を再認識するはずです。
結びになりますが、開校七十五年を迎える扶桑中学校の歴史と伝統は、皆さんがこれから一つ一つ創っていくものです。新たな一ページが今日から始まります。共に進んでいきましょう。
学校の主人公は、皆さんです。皆さんが伸び伸びと自らの可能性を広げ、健やかに成長できる学校づくりへの決意を述べ、式辞とします。
令和三年四月七日
扶桑町立扶桑中学校長
山田 恵士
式辞(始業式)
令和三年度扶桑中学校が始まります。
二年生・三年生の皆さんは、既によく知っていることですが、新年度にあたって、扶桑中学校についてお話しします。
扶桑中学校の教育目標から話します。
校訓は、
「敬・愛・信」です。この校訓を信条とした
「学ぶ・きたえる・考える」生徒を育成します。
「敬・・・深く考え、自ら求めて学ぶ生徒」
「愛・・・心身ともにたくましく、豊かな情操をもつ生徒」
「信・・・強固な意志と道徳性に満ちた生徒」
を目指します。
次にスローガンを紹介します。スローガンは昨年度と変わらず「元気なあいさつと歌声の響く笑顔の扶桑中学(楽)校」とします。校門に横断幕が張ってあります。学校がかっこ書きで、楽しい学校となっています。学校が楽しいと言うことは、個人が楽しいことにとどまらず、生徒一人一人みんなが楽しさを共有できる学校を意味します。
このスローガンを達成するために生徒会が取り組む三本の柱があります。
それは、「あいさつ」「清掃」「合唱」です。既に二年生・三年生の皆さんは、一日一日、三本の柱を大切にして、日々の実践を積み重ねています。模範となってください。
そして、本年度も次のキーワードを大切にします。
それは、「ABCDの原則」です。
「A:あたりまえのことを」
「B:ばかにしないで」
「C:ちゃんとやれる人こそ」
「D:できる人」です。
具体的には、名前を呼ばれました。「はい」と返事をします。廊下や教室にゴミが落ちていました。拾います。下駄箱に靴をしまいます。かかとに指を添え、揃えます。自分の席から離れます。椅子を机の下に戻します。他にもたくさんの「あたりまえ」が学校生活にはあります。みなさん、一人一人どんな「あたりまえ」があるか自問し、自ら実践していきましょう。
新型コロナウイルスの感染が心配される中、昨年度他を思いやる皆さんの姿から「絆」を強く感じました。
あたりまえのことを普通に進めていくことがどんなに難しく、ありがたいことか強く感じました。令和三年度のキーワードは、「ABCDの原則+絆」とします。
入学した一年生172名、進級した二年生192名、三年生195名、全校生徒559名で「ABCDの原則+絆」で、あいさつ・清掃・合唱の三本柱に取り組み、「元気なあいさつと歌声の響く笑顔の扶桑中学(楽)校」を目指していきましょう。
以上で、始業式式辞とします。
令和三年四月七日
扶桑町立扶桑中学校長
山田 恵士