令和2年度の入学式を挙行しました。
190名の新入生を迎えました。
新たな仲間と共に,知恵と力を出し合い,扶桑中をより良くしていきましょう。
*本日の放送による始業式の中で、令和元年度卒業式で卒業生総代が読み上げる予定であった「答辞」を伝えました。→令和元年度卒業式答辞
式辞(入学式)
桜の花が満開です。春の生命力にあふれる今日この良き日に、新入生の保護者の皆様のご臨席をいただき、扶桑町立扶桑中学校 令和2年度入学式を挙行できますことに、高い席からではございますが、心からお礼申し上げます。
190名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。心から皆さんを歓迎します。
保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
おめでたい日ではありますが、新型コロナウイルスの流行が大変心配されています。子どもたちには今日まで、本当に多くの我慢をお願いしてきました。引き続き、予断を許さない状況です。昨日、扶桑町教育委員会において、引き続き明日から19日(日曜日)まで、臨時休校が決定されました。
これも、生徒の安心安全、命を最優先した決定と考えます。今後も、多くのお願いをすることがあると思いますが、何卒ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、小学校の6年間を終え、凛とした制服姿での中学校の入学となりました。これまで12年間、お子様の健やかな成長を育み、惜しみない愛を注いでこられ、今日の中学入学を迎えております。喜びもひとしおのことと拝察いたします。
本日より大切なお子様をお預かりします。教職員一同、精一杯本校教育活動にあたります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
さて、新入生の皆さん、今日から扶桑中学校の生徒としてスタートを切ります。皆さんの心の中は、中学校生活への希望と期待でいっぱいだと思います。その希望と期待が、一つ一つ具体的に実現できるよう一日一日充実したものしていきましょう。夢は、見るものではなく自ら叶えるものだと思います。
一方、不安があるのも事実ですね。しかし、皆さんは一人ではありません。みなさんのがんばっている姿を見て、それを周りの人が支えてくれます。友人、先生、親、地域の方々、皆さんの周りの人は、いつも温かなまなざしで見守ってくれています。
そして、頑張りすぎた時は、一息つき心に余裕をもって、自らを振り返ってみましょう。その時には、ぜひ「頑張った自分。成長した自分」を自身で褒めてください。自分が世界の中で周りの人たちから支えられ、かけがえのないない存在であることに気づくはずです。そしてその時に感謝の気持ちを抱くはずです。
結びになりますが、扶桑中学校の歴史と伝統は、皆さんがこれから一つ一つ創っていくものです。新たな1ページが今日から始まります。共に進んでいきましょう。
学校の主人公は、子どもたちです。生徒が伸び伸びと自らの可能性を広げ、健やかに成長できる学校づくりへの決意を述べ、式辞とします。
令和2年4月7日
扶桑町立扶桑中学校長 山田 恵士