1月19日 6年跳び箱運動(回転系の技)
- 公開日
- 2011/01/20
- 更新日
- 2011/01/20
お知らせ
頭跳ね跳びのような、回転系の技は、踏切の際には、腰をよく上げ、同時に、前方向(着地方向)への勢いが大切になります。腰が上がっていると、手で、突き放しやすくなるので、その感覚を繰り返し練習します。しっかり腰が上がることで、前方倒立回転跳びへと技のレベルが上がってきます。
腰が低いと、突き放す際の力がたくさん必要になり、スピードも落ちてしまうので、技のレベルも上がっていきません。
児童が最も苦労するところは、足を投げ出す際に、どうしてもおへそや足を見てしまう(あごを引く)ところです。それは台上前転の動きであり、跳ね起きの動き(背中をそった形)に転換するためには、体の反射を切り替える必要があるから難しいのです。
「反射の切り替え」とは、おへそを見る形は「頭部腹屈」といい、頸反射的には屈筋の緊張をします。逆に、手を見るような形は「頭部背屈」といい頸反射的には伸筋の緊張が起きます。つまり、技の最中に、反射を切り替えるという高度な動きが必要になるのです。しかし、児童は、その動きを練習により、考えずにできるようになっていきます。
一連の動きの意味を児童に説明することで、児童も何となくは理解するのですが、イメージと体の動きはなかなか一致しません。練習を繰り返すことで、イメージが体の動きとつながるようになります。
児童は、よく挑戦し、そして学び合いをしていました。小学校から器械運動にしっかり取り組むことは、けがをしない感覚・体作りという観点からも大切だと考えています。