10月6日 前期終業式
- 公開日
- 2023/10/10
- 更新日
- 2023/10/10
お知らせ
前期終業式での校長先生のお話です。
今日で、前期が終わります。今年の5月に、学校だけでなく様々な場面で、コロナに関する約束が大きく変わりましたね。
コロナに振り回されたこの3年間の中で、よく、「あたり前のことがあたり前でなくなった」、ということが言われました。
例えば、毎年「あたり前」に行っていた、行事がやれなくなるかもしれない、とか
給食を楽しくお話しながら食べることができないとか、大きな声で喜べないとか、他にもたくさんありましたね。
先生はそんな経験をしながら「あたり前」と思いすぎて、感謝してみようとか、何か工夫してみようとか、考えていなかったかもしれない、と反省もしました。
私たちの周りには、本当にもたくさん「あたり前」がかくれています。みなさんはどんな「あたり前」が頭に浮かびますか?
健康のことはよく感じます。元気なときには、ついつい「あたり前」と思ってしまいますが、病気やけがをすると、健康であることは「あたり前」じゃないな、ありがたいことだな、と思います。
友達のこともそうです。いつも一緒に楽しく過ごせて「あたり前」と思っているお友達がいるかもしれません。
でも、「あたり前」と思いすぎて、わがままを言いすぎてしまったり、悪気はなくても、何気ない一言や行動で、知らないうちに友達を傷つけて、「あたり前」と思っていた関係が壊れてしまうこともあるかもしれません。
いつもこうだから、と決めつけてしまうのでなく、もっとよくなる方法はないのかな、とか、「あたり前」に過ごせることは、実はとってもうれしいことなんだ、と思えると素敵だと思います。
以前の生活ができるようになってきた今だからこそ、「あたり前」について考える機会にできるといいと思ってお話しました。
来週から後期のスタートです。一人一人が前期を振り返り、新たな気持ちで後期をスタートしてほしいと思います。