絵本の紹介
- 公開日
- 2021/12/15
- 更新日
- 2021/12/15
PTA
『牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢』
文:谷本雄治 絵:大野八生
時は江戸時代の終わり、高知県のある村に生まれた富太郎。幼い頃両親を亡くし祖母に育てられた。富太郎は物心ついたころから草や木が大好きだった。
植物図鑑の出版と植物を愛することに一生涯を費やした。時間が経つのを忘れ、寝る間を惜しんで熱中するものを、ずっと大事に生きていけたら例え苦労が多くても、豊かな人生ではないか?と考えさせられる絵本。
『Mou』
文・絵:Naffy
女の子トットとおじいさんと不思議ないきものムーのお話。冬の夜の静寂さとイラストとストーリーの温かさが絵本全体から感じられる作品。
12月3日 5-3で読みました。
『吾輩は猫である』
文:夏目漱石 絵:武田美穂
猫の視点から、人間の世界を描いた作品。猫の気持ちに立つと人間の特徴や面白さが、こんな風に感じられるのか?と。
夏目漱石の魅力を、絵本に短くまとめた作品で、面白さも凝縮され、声に出して読んでみるにもオススメです。
『ゴッホの星空 フィンセントはねむれない』
文:バーブ・ローゼンストック 絵:メアリー・グランプレ
訳:なかがわちひろ
ゴッホの人生を辿る物語。子ども時代、植物や昆虫、自然が大好きで野に遊びながら観察力も培われていった。
少年期からは、ずっと波乱に満ちた人生を送り、描いた絵が評価されたのは、死後だった。
特に『星月夜』は、病院内で死の前年に描いた作品。
あとがきの妹への手紙に「いま、ぼくは星空の絵をかきたくてたまらない」とあり、子ども時代の純粋な気持ちと変わらないところが、ゴッホの魅力のように思う。
12月10日 4-2で読みました。