絵本の紹介
- 公開日
- 2021/07/26
- 更新日
- 2021/07/26
PTA
「悲しみのゴリラ」
作:ジャッキー・アズーア・クレイマー
絵:シンディ・ダービー 訳:落合 恵子
主人公の男の子は母親を亡くす。そんな男の子の悲しみの気持ちに寄り添うゴリラ。目に見えなくても、いつも男の子のそばにお母さんがいるから大丈夫、と。
絵本は読み手にゴリラを通して優しく語りかけてくれる。母親を亡くすのはとても悲しい出来事ではあるけれど、男の子がひと回り成長し、強く生きようとする転機となっている。
「白鳥のみずうみ〜レース切り絵でつむぐ名作物語〜」
作:シャルロット・ガスト
『白鳥の湖』はチャイコフスキーの名曲でありオーボエのソロの旋律が思い出される。バレエの白鳥の踊る場面も美しい。この絵本の切り絵の美しさに溜め息が出る程ページを捲る度驚かされる。夏休み、質の高い芸術作品に触れるよい機会。心が揺さぶられる何かが待っているかも知れません。
「海のアトリエ」
著: 堀川 理万子
主人公の女の子は、おばあちゃんが子どもの頃、夏休みに海のアトリエで知人のお姉さんと1週間過ごしたお話を聴く。海のアトリエで過ごした日々の事を、ずっと覚えていたい。目を閉じて思う、子ども時代の思い出は、その人自身の心の支えであり、宝物だと思う。
6-1で読みました。