絵本の紹介
- 公開日
- 2021/07/05
- 更新日
- 2021/07/05
PTA
『いもころがし』紙芝居
作: 川崎 大治 絵: 前川かずお
和尚さんは、偉い坊さんの来る集まりに、3人の小僧さんを連れて、こう言った。「何でも、わしのするとおりにするんじゃ」
小僧さんは和尚さんの失敗やどんな細かい事も面白可笑しく真似をした。子どもの視点の面白さ、大人の常識とは別世界に生きている所が逆に大人に無い子ども達の魅力だと思う。子ども達は、直球も変化球も大人に投げてくる。親の立場からすれば、上手く打ち返し逆に子ども心を倍返しでびっくりさせてみたい、と思う。
『会いたくて会いたくて』
作: 室井 滋 絵: 長谷川 義史
絵日記で始まり、絵日記で終わる、絵本。主人公のケイちゃんは老人ホームで暮らすおばあちゃんにどうしても会いたい。おばあちゃんも、孫のケイちゃんに会いたい。そこで、おばあちゃんは三階の窓からお外にいるケイちゃんとお話をするため糸電話を作る。昔の人は何でも作って生きていたんだよ、と。
おばあちゃんのお話で特に印象的なのは、待つということ。昔は会いたい人に会うために一生に一度や年一度しか会えないのを、じっと待って思いを手紙に託したりした。会えない分、自分自身と向き合う。そうする事や、そういう時間が大事だということをおばあちゃんはケイちゃんに伝えた。
1-3で読みました。