絵本の紹介
- 公開日
- 2019/06/03
- 更新日
- 2019/06/03
PTA
『おしり つねり』
文:桂 文我 絵:北村 裕花
つねきちは、働き者の良い子。だけど、言われたことを憶えるのがとっても苦手。今日も、旦那さんに、おとなりへの伝言を言いつけられた。調子よく出かけたはいいけれど、おとなりについたら、やっぱり用事が思い出せない。こまったつねきちは、「わたしのおしりをつねってください。おしりをつねってもらうと、忘れたことを思い出せる」と。「おしりをつねってくれ」なんて言い出しただけでも笑ってしまうのに、ここからの展開ったら……! つねきちのおしりに振り回される大人たちが可笑しいやら、気の毒やら。はてさて、つねきちは用事を思い出せたっけ?
『オー・スッパ』
作:越野 民雄 絵:高畠純
レモンをひと口、かじったら?動物達の面白可笑しい反応が、ページをめくる毎に、楽しめる。柑橘類の中で、ダントツの酸っぱさ。ビタミンC豊富。美容によく、外見も美しい、魅惑的なレモン。『檸檬(レモン)』というタイトルの小説まで存在する。目の前に、レモン。さて、あなたは、思い切り、ガブリといきますか?
『300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート』
文:エミリー・ジェンキンス 絵:ソフィー・ブラッコール 訳:横山 和江
300年前から現在までの、4つの時点で、美味しいデザートを母娘で作り、いただき、お片づけの様子までを描いた作品。いつの時代も、ささやかな、当たり前の1コマの時間。そこに、ほのぼのとした安心感、温かさを感じる。食材配達、冷蔵庫、電動泡立て器、レシピをネットで調べる等、歴史を紐解くと、現代は物凄く進化した物事で、囲まれ生活している事が分かる。だからこそ、昔の人の手間暇、アナログの世界を、追体験してみると、面白い。デジタルの世界でショートカットされている所が見えてきて、物事の見方が変わり、想像力が膨らんでいくのではないか?
3-1で読みました。