5月8日 『深め合う』 6年生
- 公開日
- 2018/05/08
- 更新日
- 2018/05/08
各学年
6年生の国語の授業の様子です。
今日は,ペア対話に重きを置いて進めていきました。
ペア対話は,相手に対して肩を開くだけで,話しやすさ,話し合いの質は大きく変わります。
写真は,その姿勢が初めからできていた子たちです。
さて,物語文『カレーライス』の勉強も佳境に入ってきました。
「ひろしとお父さんが作った料理はカレーでなければいけなかったのか」をみんなで考えていきました。
【カレー派】
・ 中辛でも食べられることをお父さんに見せて,成長したことを見せつけ,お子ちゃま扱いを卒業したかったからカレーでないとだめ。
【その他派】
・ 料理を作ることで成長は見せられるから,カレーじゃなくてもよかった。
ここで考えを深めるために質問しました。
「どちらを選んでも成長したことは見せられる。なぜ,作者はカレーにこだわったのだろう?」
・ 甘口だからお子ちゃま扱いされるので,中辛を食べることでひろしが望んでいる扱いをしてもらうため。
・ 最後の文の,「ほんのり甘くて,ぴりっと辛い」で,ほんのり甘いのが愛情。ぴりっと辛いのが,素直になれなかった気持ち。お父さんとの謝れなかったけんかを表している。だから,カレーにしたと思う。
するどい意見から,「甘口は甘い愛情だけの,反抗しないひろしを表し,中辛は,少し反抗もするひろしを表していたのでは。」という考えにいたりました。
作者は,「カレーで親子の関係を表していたのだろう。」という部分まで深く考え合うことができました。