4月17日 『1人も見捨てない教師になるために…』 6年生
- 公開日
- 2018/04/17
- 更新日
- 2018/04/17
各学年
明日の山名っ子タイムは,1年生と一緒に遊びます。
どこで遊ぶのか,何をするのかを,学級代表主導のもと話し合いました。
『1年生との仲を深める』というめあてがあっという間に決まりました。
そこからが大変でした。
室内で遊ぶのか,外で遊ぶのか,子どもたちの話し合いはなかなか進みません。
「天候に左右されない。自己紹介の声が聞こえやすい。」という理由で室内になるだろうと教師は思っていました。
しかし,「室内では走れない。」「けがの可能性が高い。」「声が響きすぎて逆に聞こえづらい。」など外を希望する子たちの主張が続きました。
すると,「めあては仲を深めることだから,走ることやけがとかは関係ない。人と人との距離が近い室内の方がいい。」と,めあてに立ち返った,的を得た主張がありました。
これで決着かと思われました。
「私の言うことが,めあてからずれていることは分かるのですが…。1年生が外で遊んでいたときに,嬉しそうな顔をしていたことを私は忘れられません。だから私は外がいいんです。」という主張を初めて口を開いた女の子がしました。
しかも,外がいいと主張する人は5人しかいないという状況での発言です。
衝撃を受けました。
今まで何も言わなかった子が,これほどまでに熱い思いをもっていることに…。
こういった内なる思いをもっている子の考えを,自分はすくい上げることができていたのか…。
何気なくみんな納得しているだろうと,子どもたちに自分の考えを押し付けていなかったか…。
自分を顧みるチャンスをくれた6年1組の子たちに感謝,感謝でした。
P.S 互いに譲らず,多数決で明日は室内。外の人の熱い思いもくみ取り,来月の遊びを外で行うことで決定しました。